クール暖とは

ヒートポンプ式輻射冷暖房システム

クール暖は、夏は冷水、冬は温水を循環させ、放熱パネル部から輻射波を放射する全く新しい発想の冷暖房システムです。一年を通して心地よい温度、快適な空気環境が実現できます。

パネルの設置はペリメーターゾーンからインテリアゾーンへ

金属製パネルは表面からの対流が多く、ペリメーターゾーン(窓際)からの熱負荷を抑える事が目的となっておりました。冬場は、窓からのコールドドラフトをパネルから放たれる暖気が空気のカーテンとなり冷気の侵入を抑えておりましたが、樹脂製パネルは、表面からの対流が少なく、空気を暖めて二次輻射を行う暖房に対して熱移動に優れた樹脂パネルがインテリアゾーン(中央部)に設置できるようになりました。これにより、ペリメーターゾーンがすっきりと使えるようになりました。

世界初、プラスチック樹脂の体にやさしい冷暖房

クール暖は世界で初めてプラスチック樹脂製のパネルを採用した冷暖房システムです。プラスチック樹脂は金属パネルのような腐食がなく、湿気にも強いため長期間にわたり高い品質を持続します。さらに超軽量で温度耐久性、放熱性に優れ、リサイクル可能な素材のため地球環境にも優しい素材です。

プラスチックラジエーター

パネルは白と黒の2色から選べます。

多数のご要望により、プラスチック樹脂製パネルに黒色が仲間入り。インテリアスタイルに合わせたクール暖の選択の幅が広がりました。

黒色のパネル

パネル内の循環水が凍結する恐れのある地域では不凍液を使用する必要があります。

これまでピンクとグリーンの2色から選択いただいていた不凍液に新しく透明液がラインナップされました。設置の際にお客様のお好みの色をお選びください。白パネルを選択した場合、不凍液の色が透けて見えます。透明液にすると白いパネルとしてご使用いただけます。黒パネルの場合は、不凍液の色を問いません。

パネル内を流れるグリーンとピンクの不凍液の画像

空気を媒介しない「輻射熱」による冷暖房方式

冬、外気が寒いのに日光が当たっている部分だけ暖かく感じる『日なたぼっこ』。これは太陽の輻射熱による効果です。真夏、トンネルの中に入った際に感じるひんやりとした涼しさ。これは身体の熱が温度の低い壁に奪われて涼しさを感じる現象で、同じく輻射の効果です。空気を媒体とせず熱が伝わる現象で、温度が高いところから低いところへ熱の移動が起こるのです。この輻射効果を利用した「クール暖」は、心地よい温度環境を保ち、無風・無音・無臭の体にやさしい冷暖房です。
パネル面からの輻射波の放射が均一なため、室内のどこにいても温度ムラがなく、そこに設置されていることの存在を感じさせないほどの、自然な温度環境をつくり出します。
空気を熱媒体としないので、窓を開放して風が吹き抜けても、暖かさ、涼しさは変わりません(隠蔽・埋設タイプは、全放熱量に大きな差はありませんが、輻射波は低下します)。

金属パネルヒーターとの比較

  クール暖 鋼製パネルヒーター
重量 水より軽いプラスチック樹脂を採用しているので軽量。
例えば、幅350mm×高さ2050mmのパネルヒーターは、重さが5㎏以下で、製作、運搬、取付け作業性が容易。
ラジエータを含む、本体のほとんどが鉄製で重く、製品で200㎏程度となるため、搬入、配置、取付けが困難である。
腐食 プラスチック樹脂なので腐食はない。 酸素と反応して腐食が進行しやすいので耐久性が低い。
安全性 本体は軽量で地震等の影響を受けにくい。また、パネルの表面温度が低く触っても安全です。 本体重量が重く地震の影響を受けやすい。
製品・バリエーション 少ない 多種多様
価格 樹脂 < 金属