ふく射の働き
Radiation

温度が高いところから低いところへ熱が移動する「ふく射」効果

クール暖のプラスチック樹脂製パネルから目に見えない光(輻射波)が放射され、人間や壁などに衝突して輻射熱に変化し、部屋の天井・壁・床などの表面温度を上昇、下降させます。そして衝突部から二次輻射熱が放射され、エネルギー効果を高めます。ふく射は、暖房時に低めの温度でも暖かく感じ、冷暖房時には高めの温度でも涼しく感じ、熱効率が良く、省エネとなります。

輻射の図解

エアコン(空気暖房)の場合 壁や天井から放射される熱がカラダに移動!

クール暖(輻射暖房)の場合 冷やされた壁や天井へ、カラダの熱が移動!

ふく射の例

日なたぼっこのやさしいあたたかさ

エアコン(空気暖房)の場合 外気は寒いのに日光が当たっている部分だけ暖かく感じる『日なたぼっこ』。これは太陽の遠赤外線効果によるふく射です。

ふく射の例

トンネルの中のひんやりとした涼しさ

クール暖(輻射暖房)の場合 トンネルの中で感じる、ひんやりとした涼しさ。これは身体の熱が温度の低い壁に放出されて涼しさを感じる現象で、ふく射の効果です。

温度ムラ少なく、均一に。 室内はどこにいても同じ心地よさ。

放熱パネル面からの放射が均一なため、室内のどこにいても温度ムラが少なく、そこに設置されていることの存在を感じさせないほどの、自然な温度環境をつくり出します。部屋間の急激な温度変化によるヒートショックの心配もありません。

高温多湿が続く、列島各地に於いて居室の快適性を求められる動きが出て来ました。
省エネとされる室内温度が28℃でも、高湿度により快適性は削がれてしまいます。
クール暖の輻射冷暖を行う際は、エアコンなどで室内を除湿する事でパネル通水温度を高めにする事ができ、快適な空間を過ごす事ができます。