クール暖を使用する際のご留意事項
point to consider
より効果的に心地よくご利用いただくためのポイント
エアコンの場合は室温調整で制御しますが、クール暖はパネル内の水温調整で制御します。
水温設定は、冷房12~20°C、暖房30~40℃が基本です。
室内の適温はご利用いただく方によって異なりますので、上記の基本水温から設定の上げ下げを行い、調整してください。夏季冷房時、寒いと感じる時は水温を上げ、暑い時は水温を下げます。冬季暖房時は夏季と反対の調整をします。
※地域、住宅性能によって水温設定は変わります。
冷房・暖房シーズン中は連続運転が基本です。
スイッチを付けたり切ったりするのNGです。省エネモードを上手く活用しましょう。
クール暖は、スイッチを入れてすぐに温度変化が出るシステムではありません。
例えば、朝の外出時にスイッチを切り、夜帰宅してからスイッチを入れた場合、室温が適温になるまでに2~3時間以上掛かる場合があります。シーズン中は連続運転にし、リモコンに付属している省エネモードを上手く活用することで、より経済的で効率的な運転が可能です。
日中長時間留守にしているご家庭などでは、必ずしも連続運転が適しているとは限りません。帰宅する数時間前に運転を開始するなどの時間設定や、平日用・週末用などのサイクルを決めて、タイマー運転を上手に使った間欠運転で、更なる省エネとなる場合もあります。
ちょっとした工夫でさらに省エネ運転
冷暖房に不要なエネルギーは遮り、有効なエネルギーは活かしましょう!
夏季
室内の環境は日差しに大きく影響されます。日差しの影響を軽減させるため、カーテン等で日差しを防いでください。つる性の植物を窓辺に育てる緑のカーテンも効果的です。室外ユニットにはヨシズ等で日陰を造ると省エネになります。
冬季
日中は太陽の熱を取り込む為にカーテンを開け、夕方からは窓からの冷気の侵入を抑えるためカーテンを閉めてください。
メンテナンス・お手入れのポイント
一年を通じて目視による確認を行ってください。
冷温水配管にあるバルブは操作しないで下さい。
放熱パネル
夏季冷房時は、パネル本体が結露(除湿)します。そのままにすると汚れの原因となりますので、定期的に洗剤等で拭き掃除をしてください。冬季は乾燥しやすいため、挨が付着している場合は除去してください。
※パネルを素手で触ると衛生面で悪影響を与えますので控えてください。
リモコンのお手入れ
やわらかい布でから拭きします。
室外ユニット、熱交換ユニットのお手入れ
室外ユニットの吹出口や吸込口がふさがると能力低下や故障の原因になります。
通気が確保できるように障害物を除いてください。
お手入れの際は感電やけがの原因になりますので、運転を停止し、ブレーカーを切って下さい。
お手入れの際はけがの原因になりますので、手袋を着用して下さい。
お手入れの際はやけどの原因になりますので、製品が冷えた状態で行なって下さい。
冷温水の点検
熱交換ユニット本体や配管接続部から防錆循環液が漏れていないか点検してください。
圧力計の指示値の点検
圧力計の指示値を点検し、圧力が徐々に下がっていくようであれば、配管内に残っていたエアーが抜けたか、あるいは循環水が漏れている可能性があります。
取り付けした工事事業者にご連絡ください。
室外ユニット近傍の除雪
降雪地域でご使用の場合、室外ユニットの吸込口、吹出口が雪で埋まることのないように室外ユニット近傍の除雪を行なってください。
停電があった場合、時刻は「‒:‒」を点滅表示します。再度、時刻合せを行なってください。
カバー(化粧板)のお手入れ
台所用洗剤(中性)を水で薄めて、ぬれ雑巾で拭いてください。
ドレンパンのお手入れ
カバーで目かくしされている場合は、カバーを取外してください。
パネルヒーターの下側とドレンパンとに隙間がない時には、ドレンパンを上に持ち上げると取外しができます。パネルヒーターと同様に掃除機でホコリを吸いとり、ぬれ雑巾で拭いてください。