一級建築士事務所group-scoop様が手掛けた延床面積154.27㎡（46坪）の木造住宅は、施主様の家族構成や生活環境を細かくヒアリングされ、2020年1月末に引き渡しとなりました。

外観は教会の様な合掌造りの様なとんがり屋根の切妻で、外装はグレー色のガルバリウム鋼板を鎧張りしたcoolなイメージが特徴です。 大きな引き戸から玄関に入ると、土間の一部を円形に開口したピットに植えられた常緑樹エバーフレッシュが出迎えてくれます。

1階の床はRCのバリアフリーとなっており、壁、天井、2階床はヒノキの合板張り、造作家具はパイン集成材を採用され、木の香りがする癒しの空間です。

2階中央部には家中360度見渡せる大きな吹き抜けがあり、音楽を聴いたり、読書をしたり、料理を造ったり、食事をしたり、いつでも家族の存在を感じる事が出来ます。

また、今回、建築家がご家族の為に最もこだわったのが温熱環境でした。　
ヒートポンプによる熱源機で冬は床暖房と輻射パネルに温水を流して輻射暖房を行い、夏は床暖への送水をバルブで遮断し輻射パネルのみ冷水を流して輻射冷房を行います。

風、音、臭いが無く、塵埃も舞わない輻射冷暖房『ＣＯＯＬ ＤＡＮ』が吹き抜けの四方向に設置された『ハコフネ』は、季節を通してストレスが少なく、高齢のご家族や小さなお子様の身体に優しい快適な棲家でした。

1階土間部

2階吹抜け部